ミャンマー語上手く話したいなら大学行くな!

「ミャンマー語上手く話せるようになりたいのでヤンゴンにある大学に行きます!」

この勘違いをしている人多すぎ。

本当にミャンマー語を上手く話せるようになりたいなら。。。

もうまじで大学なんて行かないで下さい。

大学は読み書きを勉強するところなんだよ。

ミャンマー語の新聞、本が読めるようになり手紙や論文が書けるようになる。

でも、ミャンマー語での会話が上手くなれる場所じゃないんだ。

理由①クラスメートにミャンマー人がいない。

ミャンマー人同級生がいる学部に留学できればいいんだけど。クラスにネイティブがいるとその国の言語の伸び方が全然違う。

理由②授業の内容

入学したら会話の時間が少ないことに驚くでしょう。

理由③ビルマ語は言語体系が言文一致していない。

日本語は本に書いてある通りに話しても違和感はない言語。だから本を読めば読むほど教養のある日本語が話せるようになる。

明治時代まではビルマ語と同じで書き言葉と話し言葉の乖離が酷かった。

しかし、言文一致運動が有識者の間で起こり今の解り易い日本語になった。

ミャンマーでも何度か運動は起きたが変わることはなかった(面倒だからね)。

なので、ビルマ語の場合、本に書いてある文章を会話に使うと意味が通じれば笑われるか、変な顔されるんだよ。

書き言葉で話す外国人が多いのは教えるミャンマー人も混乱していて文字に起こすと書き言葉で書いて教えてしまう人も。。。

書き言葉と話し言葉で言い方が違う単語はかなりあるので、この単語は、書き言葉なのか話し言葉なのか知ることは重要。

でもほとんどの先生はその説明はない(困る)。

日本の科目で例えて言うなら、国語(話し言葉)、古典(書き言葉)がビルマ語の現状なんだよ(目が覚めましたか?)

これに専門用語(英語)が加わる。。。

書き言葉を先に覚えると不器用な人は話すときに書き言葉を使ってしまう。

だからビルマ語を操るにはセンスが必要だなんて言う人もいる。

本当はセンスというより皆が勘違いしまくってるんだ。

例えば、古典の言葉を話す留学生が居たとしたら。。。

日本人「あいつ今日も元気なかったな。お父さんなくなったから。。。」
留学生「人のなきあとばかり悲しきはなし」
日本人「え!?まあ親が死んだ直後は流石に凹むよ」
留学生「かばかりの事もわすれがたし」
日本人「はっ!?お前!時代劇の見すぎだってw」

ここまで酷いかは別として、こんなニュアンスかも!?

理由④ミャンマー人がミャンマー語をどう教えたらいいか知らない。

ビルマ語を話したいなら読み書きから勉強した方が良いと考えてるミャンマー人が多いのも気になるところ(君らも生まれた時は字なんて書けなかったはず)。

字を覚えたら後は20%ぐらいの書き言葉を話し言葉に変換するだけだってw

そんな簡単に行くなら苦労しない。

彼等は話し言葉の動詞の省略形など、どれだけ外国人が聴き取れないか知らない。

個人的には、話したいなら、会話に特化した民間の良い学校や家庭教師を探すこと。

そして、ひたすら音に集中しながら話し言葉を習得し、会話するだけで誰でも上手くなると思う。

書き言葉と話し言葉を同時にやるのは会社員では難しい。

負荷が掛り過ぎてビルマ語嫌いになるよw

発音だけでも難解なのに。

先に話し言葉をマスターする戦略を強くお勧めしたい。

翻訳者、学者、先生になりたいなら大学いけ~

流暢に話したいなら違うだろ。

だからって文字をやらなくていいなんて誰も言ってないよ。

ビルマ文字は綺麗に話す為に必要なんだ。

そういう意味では大学の初級、中級クラスに行くのは有効なんだ。

でも決して流暢に話せるようにならない。

字とリスニングを鍛える場と割り切るならOKってこと。

なぜなら先生が説明する時は全て話し言葉なんだよ。

わかるかなこのロジックを。

ここまで書いたことが嘘と思う方はこのブログ読んだらわかるよ。

10年以上前の留学生ですが、今の現状と変わってないので参考になる。

リアルな体験が書かれているので貴重だと思う。

だからこちらの大学を卒業するだけでは流暢に話すのは無理なことわかるかな?

ヤンゴンの大学出ても出なくても上手に話せる人の特徴は「毎日、ミャンマー人とミャンマー語で話している人」です。

これ以上でもこれ以下でもないと思う。

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